2016/10/09

コラーゲン

うちに来るモデルさんの多くは美意識が高く勉強熱心。
しかし、その教材のほとんどは、よくある「衝撃的事実!実は〇〇は〇〇だった!」系のとんでも記事が多い。
しかしそれは仕方がないのかも知れないが…。
中にはかなりストイックに勉強してる子もいて、ある熱心な子に、コラーゲンのwikiを読んだけど何が書いてあるか全く分からなかったので教えて欲しいと言われた。
見てみたら、塩基配列や分子量のことなどいきなり難しい。
組成に関しても横文字だらけで確かにいきなり見ても分からないであろう内容であった。
そこで、分かりやすく解説してみた。

コラーゲンと言ってもその種類は幾つもあり、みんなが気にする肌の真皮に必要なコラーゲンはI型コラーゲンになる。
I型コラーゲンのコラーゲン領域のアミノ酸組成はグリシン残基が1/3を占め、プロリン及びヒドロキシプロリン残基を合わせて21%、アラニン残基が11%とある。
ということは、I型コラーゲンの材料であるグリシンやヒドロキシプロリンを多く摂れば効果的と言える。
では、グリシンは何に多く含まれているかというと、普通のタンパク質の中にはそれほど含まれておらず、コラーゲンの中に多く含まれていると。
まぁ当然といえば当然か…
でも、コラーゲンを摂れば、そのまま直接真皮に運ばれてということはなくても、体内でコラーゲンを生成する過程での材料になると考えれば摂るに越したことはない。
しかしここで言って置きたいのが、吸収される際に分解されるので、よくある「希少なコラーゲン」である必要はない。
今我々が欲しているグリシンには希少も何も無いからである。
さらに、コラーゲンを合成する際に鉄とビタミンCが必要とある。
よって、コラーゲン、鉄、ビタミンCをしっかり摂ることが、体内でコラーゲンを合成するのに大事となる。
ここで一つ注意点が。
実はグリシンはプリン体の原料でもあるのだ。
高尿酸血漿や痛風のもとである。
さらに、グリシンは抑制性神経伝達物質という側面もあるので、リシン蓄積が重篤な神経障害をもたらす高グリシン血漿という疾患もあるのだ。
ただし、この疾患は先天性の疾患なので、それほど神経質になる必要はないが一応明記しておく。
これを読むと、摂るのをためらってしまう人もいるかも知れないが、すごいことも書いてあった。
短命の原因と考えられているメチオニンの分解を助けるらしい。
まさにグリシンには長寿効果の可能性があるのだ。
まだこれは動物実験の段階らしいが。
いずれにせよ、程よく摂っていれば問題はない。
これはグリシンに限らずどの成分にも言えることなので、一日の必要量を調べたがさすがにそこまでは出て来てない。
取り敢えずはタンパク質の一日必要摂取量を超えなければ問題ないのではないだろうか。
そして最後にもう一つ。
起源の欄にこうあった。
コラーゲンを合成する際に、高濃度の酸素が必要と。
酸素は血液によって運ばれる。
やはり血行は大事ということだ。
肌の血行を良くしておけば、コラーゲンの合成促進だけでなく、肌の基底層で良質な細胞が作られる。
考えてみて欲しい。
どんなブランド品の服も、スタイルが悪い人が着ててもカッコ良くはない。
逆に、スタイルが良い人は何を着ててもカッコ良く見える。
結局は母体が大事と言える。
どんなに高い化粧品を塗りたくっても後の祭り。
血行を良くして母体の肌から良くすることに意識を向けるべきである。
ちょっとそれかけたが、まとめると、

コラーゲン、鉄、ビタミンCをしっかり摂りつつ、肌の血行を良くする。

ありきたりと感じるかも知れないが、今現在の生理学的情報では、これだけやっていれば間違いはない。





0 件のコメント:

コメントを投稿