そこで今回は、一カ月飲むと20万円近くするのに、エビデンスにムリがある商品の例を紹介します。
さすがにここで大々的に商品名を上げるのは訴えられそうなので、商品Aとさせていただきます。
今回、商品Aを例に出してお伝えしたいのが、アポトーシスを歌う商品には頼り過ぎるなということです。
また、商品の値段や食材の希少性は判断材料から消して考えるべきだということです。
何故なら一番恐いのは、これらのエビデンスのない商品に頼り過ぎて、本当にやらなければならないことが疎かになることです。
それでは、商品Aがどのようにアポトーシスを歌っているかを見て行きましょう。
まず、そもそもアポトーシスとは何かです。
アポトーシスとは、個体をより良い状態に保つために引き起こされるプログラムされた細胞自殺、細胞死のことです。
商品Aは、ある抗がん剤と同様の成分が、がん細胞の微小管に働きかけ細胞分裂を阻害するというのです。
細胞分裂を阻害されたがん細胞はアポトーシスを起こします。
もはや内容は抗がん剤と同じです。
ここで問題なのが、抗がん剤と違い選択的にがん細胞に働きかけるので副作用がないと言っていることです。
通常、我々には目があり、目で見て物を判断することが出来ます。
では、その成分は何を見て正常な細胞の微小管とがん細胞の微小管を見分けているのでしょうか。
見分けられる訳がないんです。
だからこそ抗がん剤は全ての微小管に働きかけてしまい、その結果副作用が起こるのです。
もし本当にそんなものがあったら、全く副作用のない抗がん剤が誕生したことになります。
がんに特異性のある分子標的薬の研究をしている人達が、それをこれ程長い期間見過ごすでしょうか?
がん治療に効果的と歌う商品は、大きく二つに分かれます。
がん細胞のアポトーシスを誘導する。
NK細胞(免疫細胞)を活性化する。
この二つです。
現在、特異的にがん細胞に働きかけアポトーシスを誘導する商品や食材はありません。
可能なのは二つ目のNK細胞を活性化させることだけです。
前回紹介したラブレはこの二つ目に当てはまるのですが、がんに効果的とは大きく歌ってません。
それでもエビデンスにはきちんとしたものがあります。
商品Aとは大違いです。
高い商品、希少な食材を摂ってるから安心。
とんでもない。
最後にもう一度言いますが、本当に恐いのは、エビデンスのない商品に頼り過ぎて、本当にやらなければならないことが疎かになることです。
0 件のコメント:
コメントを投稿