血液が赤いのは赤血球によるもので、液体自体が赤いわけではない。
赤血球を取り除くと、血液は赤色ではなくなる。
でも、血を見ても液体そのものが赤く見えるので、にわかに信じ難い。
しかし、もっと信じ難いことがある。
1mm³を指で作ってみて欲しい。
かなり小さく作るのも難しい。
その中に赤血球が男性500万個、女性450万個も入っているというのだ。
5個でも難しいのに500万個って。
そのあと自分の体を見ると、ものすごく自分の体が大きく見える。
自信を失くしたときにこれを考えると、自分はすごい生命体だと自信が持てるのは私だけか…。
ところで、車はエンジンオイルなど交換するのに、血液は入れ替えなくて汚くならないのだろうか。
数十年、体の中を回り続けている。
私たちの生活で周りを見ても、数十年使い続けられるものがあるだろうか。
実は、赤血球は1日に1%、新しい赤血球と入れ替わっているのだ。
赤血球は骨髄で生成され、肝や脾の細網内皮系で破壊される。
こうして体内で、私達が知らない間にセルフで処理され続けて来たのだ。
ちなみにその赤血球、何をしているかというと主に酸素と二酸化炭素の運搬である。
赤血球の体積の30%を占めるヘモグロビン。
そのヘモグロビンの中の鉄にくっついて酸素が運ばれている。
また二酸化炭素は、75%は水にとけ重炭酸イオンとして、20%はヘモグロビンのグロビン蛋白と結合して、残りの5%は遊離ガスとして組織から肺に運ばれている。
これだけのシステムが体内には出来ている。
最初の日記に戻ってしまうが、たまたま進化で出来たとは考え難い。
<補足>
黄疸の分類
肝前性黄疸:尿中にビリルビンが出ない。(間接型)ex.溶血性黄疸
肝性黄疸 :血液中に間接型・直接型両方のビリルビンが見られる。ex.肝細胞性黄疸
肝後性黄疸:尿中にビリルビンが出る。(直接型)ex.閉塞性黄疸
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