消化管の構造(内側より)
粘膜上皮・・・重層扁平上皮→口腔・食道・直腸下部などの強い機械的刺激を受ける部位
単層円柱上皮・・・胃・腸などの消化吸収の作用が著しい部位
粘膜固有層
粘膜筋板
粘膜下層
血管・リンパ管
マイスナー神経叢・・・粘膜分泌と絨毛運動を調節
輪走筋
アウエルバッハ神経叢・・・消化管運動を調節
縦走筋
漿膜
*胃には斜走筋もある。
また、食道の外表は外膜と呼ばれ疎性結合組織で覆われ、他の組織と癒着する。
胃では
軟らかい液状の食物は、直ちに排出が始まり、食後10分ほどで排出される。
固形物は、排出開始まで1時間近くかかり、食後3~6時間で排出される。
小腸では
糜汁の移送速度は10cm/分以下。
小腸内を通過するのに4~15時間かかる。
大腸では
食物滞留時間は、健康成人男性で約30~40時間、女性で約40~50時間。
反射の種類
胃底-幽門洞反射・・・20秒に一回の蠕動波
腸-胃抑制反射・・・徐々に送り出すため
胃-回腸反射・・・食物摂取により回盲弁が開く
腸-腸管反射・・・消化吸収作用を十分に行わせるため
胃-結腸反射・・・横行結腸からS状結腸にかけての一日1~2回の大蠕動
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