もし先生の身内がガンになったら先生はどうしますか?と。
私は迷わずリラックスとNK細胞療法を選びます。
人間の身体は常に新しい細胞へと作り変えられています。
髪は伸びるし、爪も伸びます。
古い皮膚も垢となって剥がれ落ちます。
身体の中なので見えないですけど、血液や骨も日々作り変えられています。
そんな中、自分の細胞には全てMHCクラスⅠ分子という目印がついています。
これを基準に、免疫は自己非自己の判断をしています。
異物はこの目印が違うので、すぐに免疫細胞に処理されてしまいます。
ところが、ガン細胞は一応自身の細胞ですし、この目印自体が発現していないので、免疫細胞は判断に困ってしまうのです。
そこで登場するのがNK細胞です。
NKはナチュラルキラーの略です。
名前からして厳ついですが、このNK細胞は、MHCクラスⅠ分子を持っていないのが悪いとばかりに、問答無用で処理してしまいます。
日々数千個のガン細胞が出来ているのに、ガンにならないのはこのNK細胞のおかげなのです。
NK細胞療法は、取り出した自身のNK細胞を培養して増やし、体内に戻す治療方法になります。
ですので、身体に負担のかからない治療方法と言えます。
ただ問題が一つ。
今までNK細胞が機能していなかったからガンになったのに、今更NK細胞を増やして入れたところでガンを処理してくれるのかってことです。
ではなぜNK細胞が働かなかったのでしょうか。
NK細胞をはじめリンパ球は、副交感神経が優位のときしかリンパ節から外に出られないのです。
リンパ節に流入して来る異物は処理出来ても、組織で増殖するガン細胞は殺しに行かないと処理出来ません。
よって、副交感神経を優位にするためにリラックスを取り入れないと効果が期待出来ないのです。
NK細胞療法は保険が利かないのでかなり治療費がかかります。
ですので、今、既に身体の中にいるNK細胞がしっかり働くようにするのが最も賢い選択だと思います。
リラックスをすれば働きます。
リラックスというとサボリをイメージしてしまう人もいるかと思いますが、リラック
スこそ生きて行く上で最も必要なものなのです。
もしあなたがガンになったら、悲しむ人がいるはずです。
その人のためにも進んでリラックスし、免疫細胞を活躍させましょう。
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