2014/07/21

消化 その2 

外分泌腺(消化酵素・粘液)

唾液

 PH6.8

 プチアリン

 ムチン
 パロチン・・・骨、歯の発育を促すホルモン様物質

         プチアリン

           ↓
 ・でんぷん→→→→マルトース(麦芽糖)


胃液

 PH1~2

 ペプシノゲン(主細胞)

 ムチン(副細胞)・・・胃粘膜保護
 塩酸(壁細胞) 
 内因子(壁細胞)・・・ビタミンB12の吸収に必要

           塩酸

             ↓
 ・ペプシノゲン→→→→ペプシン  
                     ↓
         タンパク質→→→→ペプトン


膵液

 PH8.5

 炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)・・・胃酸を中和

 エンテロキナーゼ
 トリプシノゲン
 キモトリプシノゲン
 アミロプシン
 ステアプシン
 ヌクレアーゼ 

 糖質の分解

       アミロプシン
          ↓
 ・でんぷん→→→→マルトース

 脂質の分解

       ステアプシン
           ↓
 ・中性脂肪→→→→脂肪酸+グリセロール

 蛋白質の分解

       エンテロキナーゼ
               ↓
 ・トリプシノゲン→→→→トリプシン
                   ↓
           蛋白質→→→→ポリペプチド    

             トリプシン

                  ↓
 ・キモトリプシノゲン→→→→キモトリプシン
                      ↓
               蛋白質→→→→ポリペプチド

     カルボキシペプチターゼ

            ↓
 ・ポリペプチド→→→→ジペプチド

 核酸の分解

    ヌクレアーゼ
       ↓  
 ・核酸→→→→ヌクレオチド


胆汁

 PH8
 肝臓で生成され、胆嚢で約8倍に濃縮。
  胆管を通って十二指腸に排出。
  消化酵素の働きを助ける。
 脂肪の消化・吸収を促進する。
 成分の胆汁酸は脂肪を乳化し、小腸から吸収されやすいようにする。


腸液

 PH7~8.5
 ブルンネル腺(十二指腸上部)が胃酸の中和
 リーベルキューン腺(小腸全体)が化学的消化の最後の仕上げをする。

 アミノペプチターゼ

 ラクターゼ
 サッカラーゼ
 マルターゼ
 リパーゼ

 糖質の分解

             マルターゼ
                ↓
 ・マルトース(麦芽糖)→→→→ブドウ糖+ブドウ糖(グルコース)

              ラクターゼ

              ↓
 ・ラクトース(乳糖)→→→→ブドウ糖+ガラクトース

              サッカラーゼ

                 ↓
 ・スクロース(ショ糖)→→→→ブドウ糖+フルクトース(果糖)

 脂質の分解

           リパーゼ
          ↓
 ・中性脂→→→→肪脂肪酸+グリセロール 

 蛋白質の分解

      アミノペプチターゼ
           ↓
・ポリペプチド→→→→アミノ酸

     ジペプチターゼ

         ↓
・ジペプチド→→→→アミノ酸

核酸の分解

  ヌクレアーゼ
       ↓
・核酸→→→→ヌクレオチド


大腸液

 PH8.5
 粘膜の保護、及び糞便の移送を容易にする。



内分泌腺(消化管ホルモン)


 分泌された部位より上を抑制

 分泌された部位より下を促進

ガストリン・・・胃液分泌促進

セクレチン・・・胃液分泌抑制、膵液分泌促進
コレシストキニン・・・膵液、胆汁分泌促進
GIP
VIP
モチリン
ソマトスタチン・・・消化液分泌抑制

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